車持ちは無知だと損をする?
車は車検が通ればOK!
と考えている方はいませんか?それだけの知識で車を持つことは危険です。知識があれば故障を防げることだけではなく維持費も下げることができます。
この記事ではこんな方を対象としています。
- 「車を買おうかなー?」と考えている人
- 「車の費用を下げたい!」と考えている人
- 車を買ったばかりでよく車のことが分からない人
こんな人たちに向けて分かりやすく説明してきます。
少し長くなりますが是非最後までお付き合いくださいね。
車検だけでは不十分?
車の安全を守るために車検が通常2年に1回あります。この車検が通れば安心・安全・完璧!と勘違いをされる方がいますがそれは違います。車検は最低限の点検しか行いません。もちろん別途費用を払って点検項目を増やしたり、法定点検をしたりすれば安全に乗ることができます。
しかし費用ばかりがかかってしまうため車を持つものとして最低限の知識をここで身につけましょう。
車検と法定点検は別物
- 車検は義務、これを怠り公道を走ると罰則があります。
- 法定点検は任意、故障なく快適に走れるかどうかチェックするものです。
メンテナンスは全てディーラーに任せる?
自分でできないメンテナンスはディーラーよりオートバックスや自動車整備工場でするのがオススメです。費用はいくらかかっても大丈夫!という人はディーラーでのメンテナンスでも問題ありませんがディーラーの場合、交換しなくていいものを交換したり、新車を紹介し購入を催促してきたりしてきます。
(実際にタイヤを交換して1年経ってないのにタイヤ交換を進められた友人もいます)
ディーラーで交換する場合も余分な交換をしなくて済むようにこの記事で基礎知識を身に着けましょう。
まずは車検証の確認
まず自分の車の車検証を確認しましょう。自分で車の部品を買うときに必要な情報が書いてます。
「初度登録年月」「型式」この2つを把握できればほとんどの部品は買うことができます。
この記事では一部のメンテナンスにおいて自分で部品交換をすることを推奨しているためまずはこの2つを確認してください。
また、型式だけではなく初度登録年月も確認するのは、同じ型式でも登録年月が異なると部品も異なる場合があるからです。

これだけはやったほうがいいメンテナンス10選
次の表は最低限やったほうがいいメンテナンス一覧となります。

これら以外にもメンテナンス部品はありますが、車検でチェックしてくれる項目等もあるので今回は省いています。
まずはこの10項目について理解しましょう。
尚、橙色項目No1~4については怠ると故障や事故に繋がるため必ずやりましょう。また、「自分でできるか」の基準は工具なしでできるものを〇としています。×でも工具があればできるものもありますが初心者はまず〇の項目を自分でやってみましょう。
①費用は軽自動車、普通車によっても異なってくるため目安となります。
②期間は実施・交換頻度ですが、年間の走行距離で変わるため目安となります。
自分でできることは自分でやってみよう
ここでは工具なしで自分でできるメンテナンスについてその方法を説明します。
どれも難しくはないので頑張ってついてきてください!
タイヤ空気入れ(1回/1ヵ月)
タイヤ空気入れはガソリンスタンドで無料でできます。
ガソリンスタンドでこのような機械がありますのでこちらを使って空気を入れます。

ざっくりですが手順は次の通りです。
- 運転席ドア部にあるタイヤ圧力規定値を確認する。
- タイヤの空気キャップを外す
- 空気入れをチューブに差し込む
- 「+」を押し圧力規定値の+0.1kPaまで空気を入れる(入れ過ぎた場合「ー」を押す)
- 最後にキャップを忘れずに付ける
補足:空気の圧力の単位は[kPa]表記です。
これらの手順をタイヤ4本すべてに行えば完了です!
使い方がよく分からない場合、ガソリンスタンドの方に聞けばやり方を教えてくれるので聞いてみてくださいね。
規定圧力値より+0.1kPa高い圧力にする理由は、走行しているとタイヤが熱を持ち、膨張するため少し高めの圧力にするくらいが丁度いい状態となるからです。
ワイパー交換(1回/1年)
ワイパーのメーカはNWBをおすすめします。車種に合ったワイパーを選びやすく取付方法も動画で紹介されています。
適合している型番を見つけたらAmazonや楽天で購入しましょう。店頭価格より安く手に入れられるはずです。
NWB ワイパー適合検索表(外部サイト)
https://www.nwb.co.jp/sch/search.php
NWB ワイパー交換方法(外部サイト)
https://www.nwb.co.jp/exchange/index.html
ガラスコーティング+油膜取り(1回/1年)
長い期間運転しているとフロントガラスの水はけが悪く、ワイパーを使っても視界が悪くなることがあります。その理由は排気ガス等によってガラスに付着する「油」です。この油(油膜)を取り除きコーティングをすることで水捌けがよくなります。実際に私が使用している油膜取りとコーティング剤はこちらになります。
油膜取剤
ガラスコーティング剤
使用方法は簡単です。
まずは油膜を除去します。
- フロントガラスの異物を水で洗い流す
- 付属のスポンジに少量の水と油膜除去剤を含ませガラスにこすり付ける
- 白く残った液を水で洗い流しタオル等でふき取る
油膜を除去出来たらコーティングをします。
- ガラスコーティング剤をムラなくフロントガラスに塗る
- 白く乾いたら(5~10分程度)キレイな固く絞った濡れタオルで拭き上げる
視界が悪いと事故の元なので安全運転をするためにも是非やってみてください。
エアコンフィルタ交換(1回/1年)
エアフィルタのメーカーはデンソーをオススメします。ワイパーのときと同様、車種に合ったフィルターを選びやすく取付方法も紹介されているからです。こちらも適合している型番を見つけたらAmazonや楽天で購入しましょう。
デンソー フィルター適合検索表(外部サイト)
https://www.denso.com/cgi-bin/clean-air-filter/index.cgi
エアコンフィルタの交換を怠ると嫌な臭いが車内に充満することがあります。もし変な臭いがした場合まずエアコンフィルタを交換し除菌消臭剤を使いましょう。除菌消臭剤はドクターデオ がオススメです。臭いがしなくても1年に1回しておくと安心です。
エアフィルタ交換(1回/1~2年)
エアコンフィルタがあるのにエアフィルタもあるの?
と思われた方もいると思いますが、エアフィルタはエンジンの吸気口にあるフィルタとなりエアコンフィルタとは異なります。ボンネットを開け作業をするためメンテナンス一覧表では△としましたが、こちらも自分でできます。
エアフィルタの交換を怠ると燃費が悪化します。車検時のみ交換する人もいますが1年に1回交換できると安心でしょう。
交換が簡単にできるかどうかまずYouTube等で確認してください。(車種によっては難しいものもあります)
自分でできそうであれば、こちらは推奨できるメーカーがないためAmazon等で「車種名 エアフィルタ」で検索をしてください。購入時は車検証に記載していた「初度登録年月」「型式」の確認をしてから購入しフィルタ交換をしてください。
車の基礎知識3選
基礎知識は少しボリュームがあるので別の記事にて紹介します。
たくさん情報があるので繰り返し読んで吸収してくださいね。

工具を使うメンテナンスはオートバックスか整備工場で
エンジンオイル・フィルタ交換、タイヤローテーションはオートバックス
「エンジンオイル・フィルタ交換」「タイヤローテーション」はオートバックスでやりましょう。
その理由はオートバックス会員だとこれらの工賃が無料になるからです。入会費1,000円、年会費500円がかかりますがコスパ良しです。これ以外にもワイパー交換やバッテリー交換も無料なのですがこれらは本体価格が高いためお勧めしません。
バッテリー交換については後程説明します。
オートバックス会員特典案内(外部リンク)
https://www.autobacs.com/static_html/info/card/pointup_card.html
たまに値段の高いエンジンオイルを勧めてくる定員さんがいますがエンジンオイルの基礎知識を抑えて過剰品質のオイルは買わないよう注意しましょう。
タイヤローテーションは必須ではないですが、タイヤを長持ちさせるためにもやることをオススメします。
バッテリー交換は持ち込み可の工場がオススメ
バッテリーは工具を使用して自分で交換することもできますがバックアップを取らないとデータが飛んでしまう可能性もあるためオススメしません。バッテリーの基礎知識にある内容を理解してAmazon等でバッテリーを購入し、持ち込み可能な整備工場にお願いしましょう。ただし、持ち込みの場合は自分で型番を把握し部品のトラブルがあった際は自己責任となるため注意しましょう。
自分の車のバッテリーサイズが分からないという方はボンネットを開けて確認してみましょう。バッテリー上面にサイズが記載されているので同じサイズを購入すれば問題ありません。
整備工場の見つけ方
自動車整備工場は親切な方が多く相談すると親身に答えてくれます。
一度見つけると車検を含めやってくれるところがほとんどなので探してみると良いでしょう。
(言わば自動車のかかりつけ医をみつけるようなものです)
整備工場の見つけ方は
- Google Mapを開く
- 検索バナーにて「認定 車整備」と検索する
- 口コミやHPの確認をし自分にあった整備工場を見つける
以上の手順で良さそうな整備工場をみつけたらブックマークをしときましょう。
車の不調やバッテリー交換をする際に電話で相談してみましょう。その受け答えでもお店の良し悪しの判断ができると思います。
また電話の際、部品の持ち込みが可能かどうか聞いてみましょう。整備工場によってはお客さんが購入した部品を工場に持ち込み、工賃のみで取付してくれるところがあります。
メンテナンスの管理はアプリがオススメ
メンテナンスをしていると、いつ・どのくらいの走行距離でやったのか把握できなくなります。
そこで便利なのがDrivvoというアプリです。有料版もありますが無料で十分使えるので是非試してみてください。
Google Play
Drivvoアプリ
App store
Drivvoアプリ
メンテナンスまとめ
これまでのメンテナンス項目をまとめると次のようになります。
自分でできるメンテナンス
- タイヤ空気入れ
- タイヤ状態目視確認
- ワイパー交換
- ガラスコーティング
- エアコンフィルタ交換
- (エアフィルタ交換)
オートバックスで行うメンテナンス
- エンジンオイル交換
- オイルフィルタ交換
- タイヤローテーション
- バッテリー点検
- タイヤ溝点検
整備工場で行うメンテナンス
- バッテリー交換
- 車検
- その他突発的な故障や困りごとの相談
最後に
車の知識がない人からすると覚えることがたくさんあり大変だったかと思います。一度にたくさん覚えるのは難しいのでブックマークをして都度チェックしメンテナンスを実施してみてください。車だけに限らず何かを買うときに無知だと損をすることが大いにあります。まずはここでの内容を理解してカーライフを楽しみましょう。
最後まで閲覧いただきありがとうございます。
このブログでは「お金」にまつわる情報を発信していますので、興味のある記事も見ていただけると嬉しいです。
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