覚えておいてほしい3種類の基礎知識
覚えておいてほしい基礎知識はズバリこの3種類です!
- エンジンオイル
- タイヤ
- バッテリー
車のことが何もわからない方もこの3種類を最低限理解すれば問題ありません。すでに基礎知識は完璧という方はこちらのメンテナンスについての記事も是非ご覧ください。

エンジンオイルの基礎知識
エンジンオイルについて習得する知識は2つ。
オイル粘度の種類とオイルグレードの種類です。ただしオイル粘度の話は少し難しい話になるので興味のない方は飛ばしてもらって構いません!
オイル粘度
エンジンオイルを購入する際このような表記を目にします。
(例)5Wー30
この表記の意味は次の通りです。

車種によってメーカー推奨粘度は異なります。「初度登録年月」「型式」を元にネット検索すれば分かりますが、分からない場合は購入店の定員さんに聞いてみましょう。
この図からも分かる通りオイルの粘度が異なるだけなので、メーカー推奨粘度と異なると壊れてしまうということはありません。ただし、極端に粘度が低い(高い)ものを使用すると故障に繋がる恐れがあるためその場合は定員さんに相談しましょう。
オイルグレードの種類は3つ
- 鉱物油
- 部分合成油
- 全合成油
鉱物油→部分合成油→全合成油になるにつれてグレードが上がり、値段も上がります。
オイルは年数が経つと劣化するため車に乗ってなくても1年に1回はオイル交換をした方が良いです。
「値段が高い」=「長い期間使える」というわけではないので中間グレードの部分合成油をお勧めします。
タイヤの基礎知識
タイヤにはサイズ規格というものが存在します。
(例)145/80R13
この英数字はタイヤ側面に記載があり、タイヤ幅や扁平率等を意味しますがここではそこまで重要ではないため説明しません。
皆さんに知っていてほしいことは「タイヤは経年劣化する」ということです。タイヤの材料はゴムで年月が経つと劣化しひび割れを起こしたりします。そのため製造年数の新しいタイヤを購入するようにしましょう。タイヤ側面には製造年数が記載されています。お店でタイヤの安売りをしていてもそのタイヤが数年前のものの場合すでに劣化が進んでいます。タイヤを購入する際は製造年数の確認をしましょう。
その確認方法はこちらです。

タイヤサイズはお店の方に聞けばすぐ分かりますが、製造年数までは聞かないと教えてくれません。
数万円はする買物なので購入時はチェックしましょう。
目視確認項目
タイヤ交換は年数や走行距離のみで判断するのではなく目視確認も行いましょう。
確認する内容は2つ、「タイヤ溝」と「ひび割れの有無」です。
タイヤ溝
タイヤ側面に△マークのスリップサインマークというものがあり、その延長線上に下の写真のようなゴムが盛り上がった部分があります。溝の深さが1.6mm以下になると写真のようにタイヤと表面と同じ高さになってしまいます。
尚1.6mm以下の場合、車検が通らないため非常に危険な状態です。

交換目安は溝深さが3~4mm程度と言われています。深さを測定するには専用器具が必要なのでオートバックス等で無料で点検してもらえるのでエンジンオイル交換時等に行うと良いでしょう。
ひび割れの有無
タイヤのひび割れ(クラック)は進行するとタイヤが破裂する恐れがあるため危険です。
次の画像を参考に目視確認をして問題がないか確認しましょう。
引用:日本自動車タイヤ協会 タイヤ安全ニュースNo.72
バッテリーの基礎知識
バッテリーは車種によってサイズが決まっていますが容量は決まっていません。
まずそれを理解するために型番の意味を理解しましょう。
国産の通常車の場合バッテリー上面にこのような型番が記載されています。
(例)44B19L
この表記の意味は次の通りです。

サイズが同じであれば、性能ランクは異なっていてもバッテリーは使用できます。外車やハイブリッド車等は型番表記が異なるためこちらのサイトから確認してください。
Panasonic カーバッテリーの形式の見方(外部サイト)
バッテリーはどのくらいで交換する?
バッテリーの交換頻度は2~4年とだいぶ開きがあります。あまり走っていないとバッテリーが上がってしまいエンジンがかからなくなるため注意しましょう。
そうならないためにバッテリー電圧をお店で調べてみましょう。しかし注意してほしいのはガソリンスタンドでチェックするのは避けた方がいいです。テスターを使ってバッテリー電圧を調べるのですがガソリンスタンドの場合、その電圧が低く出る傾向が多い気がします。(これは個人の見解)
オートバックスでも無料で点検してくれるためエンジオイル交換時等に確認をお願いしましょう。
そこで覚えておきたいのは交換の目安となる電圧値です。お店が交換を勧めてきたとしても測定した電圧値を聞いてください。その電圧が12V未満の場合は交換をした方が良いでしょう。12Vを切ったからと言ってすぐに車が動かなくなるわけではありません。デッドラインは11.5Vということを覚えておきましょう。この値を下回るとエンジンがかからなく恐れがあります。
基礎知識まとめ
オイル粘度やバッテリーは一度確認してしまえば同じものを購入するだけなので最初に是非チェックしてください。
タイヤの目視確認は事故に繋がる恐れもありますので欠かさず確認をお願いします。
基礎知識を学んだので車のメンテナンスについても興味がある方は是非こちらの記事もご覧ください。

最後まで閲覧いただきありがとうございました。
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